61系のファイブスポーツ スピードタイマー。ブラックの文字盤に、ゴールドのプリント、インナーベゼルにタキメーターという仕様。デイ表示が英語 / スペイン語となっている外国への輸出向けに製造されたモデル。

シリアルナンバーは「410155」で1974年（昭和49年）1月製造。自動巻のキャリバー6138（6138B）を搭載したクロノグラフ。センター長針がクロノ針、12時位置に12時間積算計、6時位置に30分積算計、3時位置にデイデイト表示。インナーベゼルはリューズによる操作で回転するようになっています。

クロノグラフの操作は上側のプッシャーがスタート / ストップ、下側がリセット。

同モデルのホワイト文字盤、積算計がブラック文字盤のモデルは、通称「パンダ文字盤」と呼ばれ、コレクター間でも人気です。また、ケースがK18メッキのモデルも存在します。

ブレスは当時のオリジナルとは異なるものが装着されています。本来は弓管（エンドピース）によってケースにフィットするような形のメタルブレスが付属します。交換されているブレスも個人的にはマッチしていて気に入っていますが。

ブレスが交換されている以外、ケースや風防に目立つ傷もなく、時針、分針の夜光や文字盤、インデックスに痛みもほとんどないコンディション的にはかなりよい個体になります。

前述の通りブレスは交換されてしまっていますのでオリジナルではありません。