「Sistem51（システム51）」は、スウォッチ（Swatch Group）が2013年に発表した機械式腕時計のシリーズ名で、機械式腕時計ながら組み立てまでをすべてオートメーション化し、メンテナンスフリー（オーバーホール不可でムーブメント交換になります）と低価格を実現しています。
「Sistem51」の名前にある「51」は、その搭載ムーブメントが51のパーツのみで構成された5つのモジュールを持つ自動巻の機械式ムーブメントであることに由来しますが、この21,600振動のムーブメントは、パワーリザーブが90時間、日差約+/-10秒と、十分な性能を誇っています。
デザインは、従来のクォーツ式スウォッチを踏襲したポップなデザインとなっており、おしゃれに機械式腕時計を楽しむことができます。
オーバーホールできない機械式ムーブメントということで、メンテナンスを適切に行うことで長期にわたって使用できる機械式腕時計の利点は失われており、ほぼ使い捨てといえるようなコレクションではありますが、日本での販売価格が、18,360円（税込）というその低価格さから、ファッションとして楽しむには優れたコストパフォーマンスを誇るコレクションとなっています。
