Frequency Feeling... - 機械式腕時計のファンブログ

ジュネーブサロン 2016(S.I.H.H.2016)でピアジェ(Piaget)は、新機構ムーブメント「キャリバー 700P(Cal.700P)」を搭載する「ピアジェ エンペラドール・クッション 700P(Piaget Emperador Coussin 700P)」を発表しました。

「キャリバー 700P」は、1976年にピアジェ初のクォーツムーブメントとして発表された「7P」ムーブメントの誕生40周年を記念して新たに開発された「機械式クォーツムーブメント」。セイコーの「スプリングドライブ」と仕組み的には同じ、ぜんまいばねの力で時計を駆動させつつ、その力で発電した電力で、水晶振動子と集積回路によって制御する電力ブレーキを用いた調速機構を動作させ、高い精度を確保するもの。

ブラックコート仕上げのクッション型ムーブメントには、ピアジェの紋章で装飾されたギョーシェ彫りのマイクロローター、面取りを施したサンバースト仕上げの受け、サーキュラーステインブラッシュ仕上げの歯車、シルバートーンのスクリューなどが用いられ、さすがはピアジェという美しい仕上げとなっています。

このムーブメントを搭載する「ピアジェ エンペラドール・クッション 700P」は、K18WG(18金ホワイトゴールド)ケース(ケース経46.5mm)にブラックのADLCコート仕上げのゴールド製ベゼル。世界限定118本で2016年6月に発売予定。お値段は995万8000円(予価)とのこと。

ピアジェ エンペラドール・クッション 700P