2016 Baselworld(バーゼルワールド) でロレックス(Rolex)は「ロレックス オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」の新作「Ref.116500LN」を発表しました。以前からデイトナの新作はそろそろと言われていましたが、ついに発表となりました。
搭載されるムーブメントは「キャリバー 4130」でこれは現行モデルの「Ref.116520」と変わらず。大きな変更点としてはベゼルの素材がステンレスからセラクロム(Cerachrom / ロレックスが開発し、特許を持つセラミック系素材)に変更されました。この硬質素材への変更でベゼルの傷についてはほとんど気にしなくて良くなるのではないでしょうか。
あと細かいですが、ベゼルのタキメーターの表記が現行のホワイトゴールドモデル(Ref.116509)やプラチナモデル(Ref.116506)で採用されているものに統一されています。
また、ホワイトダイヤル(ホワイト文字盤)のモデルは、現行の「Ref.116520」と異なりインダイヤルのカラーがシルバーからブラックに変更されました。この変更で、ホワイトダイヤルがより引き締まった印象になっていて、ブラックのセラクロムベゼルとあわせて私的にはホワイトダイヤルモデルが「買い」になったのではないかと勝手に思っています。
というのも元々「Ref.116520」のステンレススティールモデルを購入するならホワイトダイヤルだなと思っていたのですが、インダイヤルのカラーについては1世代前の「Ref.16520」の方が好きでちょっと残念に思っていました。ですので、今回最新の「Ref.116500LN」で「Ref.16520」同様、インダイヤルのカラーがブラックになったのは個人的にうれしい変更です。
新作の日本での発売は2016年の夏頃とのこと。気になる販売価格ですが、バーゼルワールドでの発表時、現地定価が 11,800 CHF(スイスフラン)という情報がありました。単純に現在(2016年5月)の為替レートで日本円に換算すると約130万円程度になりますが、現状のように正規代理店での入手が困難となると、並行輸入品で150万円~170万円程度になりそうな予感。
さすがに150万円を超えるとちょっと割高感が強いなと個人的には思います。もし現行の「Ref.116520」が製造終了になる場合、そちらに駆け込み需要が発生しそうな気もしますが、新作の販売価格と同時にデイトナの中古価格などがどう動くのかは気になるところです。
その他、イエローゴールドのケースとベゼルにグリーンダイアルをあわせた 「Ref.116508」、ホワイトゴールドのケースとベゼルにブルーダイアルをあわせた「Ref.116509」も発表されています。
イエローゴールドのケースとベゼルにグリーンダイアルをあわせた 「Ref.116508」が下記。
下記はホワイトゴールドのケースとベゼルにブルーダイアルをあわせた「Ref.116509」。デザインはこの「Ref.116509」が好み。
定番のステンレススティール ブラックダイヤル(ブラック文字盤)モデルも、ベゼルがブラックになったことでより精悍なイメージになったのではないでしょうか。