写真は「Omega Speedmaster Moonwatch Automatic Master Chronometer Watch」から引用 - Photo by aBlogtoWatch
オメガ(Omega)は、今年3月23日~30日まで開催予定の「2017 Baselworld(バーゼルワールド 2017)」に先駆けて、「スピードマスター ムーンウォッチ(Speedmaster Moonwatch)」コレクションに、新たにオレンジの差し色が鮮やかなダイアルとベゼルを搭載した2017年の新モデル「スピードマスター ムーンウォッチ マスタークロノメーター(Speedmaster Moonwatch Master Chronometer)Ref.304.32.44.51.01.001」を発表しました。
写真は「Omega Speedmaster Moonwatch Automatic Master Chronometer Watch」から引用 - Photo by aBlogtoWatch
ダイアル外周に刻まれたミニッツトラックは、「スピードマスター マークⅡ(Speedmaster Mark Ⅱ)」と同様、モータースポーツを意識したデザインになっているほか、時針、分針、バーインデックス上部のドット、ベゼルのタキメーター表記などに鮮やかなオレンジの差し色が使われることで、よりスポーティな印象になっています。
搭載されるムーブメントは、オメガ社製、自動巻きコーアクシャル マスター クロノメーター ムーブメント「Cal.9900」(54石、28,800振動/時)。パワーリザーブは約60時間。
シリコン製フリースプラングテンプ、2重香箱によるロングパワーリザーブ。中央クロノグラフ秒針、9時位置にスモールセコンド、3時位置に同軸タイプの12時間積算計と60分積算計、6時位置にデイト表示。アラベスク調コート・ド・ジュネーブが施された美しいロジウムプレート加工のローターとブリッジなど、高い性能と美しい仕上げが両立された最新のマスター クロノメーター ムーブメント。
「マスター クロノメーター」とは、オメガが METAS(Swiss Federal Institute of Metrology / スイス連邦計量・認定局)と共同で制定し、2014年のバーゼルワールドで発表した、時計製造における新たな精度と品質の検定制度です。
マスター クロノメーターの称号は、下記の8つの基準をクリアした時計のみに与えられます。
- 15,000ガウスの磁場に触れた際のムーブメントの機能
- 15,000ガウスの磁場に触れた際の時計の機能
- 15,000ガウスの磁場に触れた際の一日平均の精度誤差
- 時計の平均日差
- パワーリザーブ
- 6姿勢における精度誤差
- パワーリザーブ残量が33%と100%の際の時計の精度誤差
- 防水性能
また、マスター クロノメーターとして認定された製品には、固有の番号が記された品質保証カードが添付され、この番号によりインターネットから各検査項目の全結果を確認することも可能です。
「Cal.9900」は、2016年に発表された「シーマスター プラネットオーシャン クロノグラフ マスター クロノメーター(Planet Ocean 600 M Omega Co-Axial Master Chronometer Chronograph 45.5mm)」に搭載されていますが、今年はスピードマスターにもこの素晴らしいムーブメントを搭載したモデルが仲間入りしたということになります。
ケース素材はステンレススティール。ケースサイズは44.25mm。オレンジの差し色がスポーティなブラックの穴あきレザーストラップが組み合わされます。
発売予定時期や販売価格については今のところ公式に発表されていませんので不明ですが、恐らく同じ「Cal.9900」搭載のシーマスターと同じくらいの価格帯、115万円前後になるのではないでしょうか。