IWC(IWC Schaffhausen)は、SIHH 2017において、2017年の新しい「ダ・ヴィンチ」コレクションを発表しました。
今回発表された2017年の「ダ・ヴィンチ」コレクションでは、1980年代を代表する様式を取り入れたクラシックな丸型ケースを採用。さらに36mmサイズという男性女性を問わずに選択可能なケースサイズをラインナップの中心に加え、パイロットウォッチのイメージから、どちらかというと無骨な男性向け腕時計の印象が強いIWCが、女性の取り込みを狙っていることがわかるラインナップになりました。
36mmケースはユニセックスに使える手頃なサイズ感
36mmケースを採用したのは「ダ・ヴィンチ・オートマティック 36(Da Vinci Automatic 36)」、「ダ・ヴィンチ・オートマティック・ムーンフェイズ 36(Da Vinci Automatic Moon Phase 36)」の2モデル。
これらモデルには、男性的なブルー文字盤のモデルやゴールドケースにブラウンのストラップを組み合わせたモデルだけでなく、ダイヤモンドセットモデル、女性らしいパープルのストラップを組み合わせたモデルなどもラインナップ。
36mmサイズはここ数年の腕時計の傾向からすればかなり小さなサイズではありますが、一昔前でいえば男性用サイズとして主流だったサイズですし、ファッションとして大きめの腕時計を選ぶ女性からしても大きすぎず使いやすいサイズといえます。
「ダ・ヴィンチ・オートマティック 36」(上写真 / Ref.IW458312)は、自動巻き「Cal.35111」(25石、28,800振動/時、パワーリザーブ約38時間)を搭載し、価格帯は637,200円~4,789,800円。
「ダ・ヴィンチ・オートマティック・ムーンフェイズ 36」(上写真 / Ref.IW459308)は、自動巻き「Cal.35800」(25石、28,800振動/時、パワーリザーブ約42時間)を搭載し、価格帯は934,200円~1,998,000円で販売されます。
40mmサイズの「ダ・ヴィンチ・オートマティック」はシンプルな3針モデル
40mmサイズの「ダ・ヴィンチ・オートマティック(Da Vinci Automatic)」(上写真 / Ref.IW356601)はシンプルな3針モデル。「ダ・ヴィンチ・オートマティック 36」と同じ、自動巻き「Cal.35111」を搭載し、ケース素材はステンレススティールのみ。
文字盤カラーとブレスレットのタイプの組み合わせで2モデルがラインナップされていて、ホワイト文字盤にサントーニ社製ブラックアリゲーターストラップを組み合わせた「Ref.IW356601」が予定販売価格637,200円。グレー文字盤にメタルブレスレットの「Ref.IW356602」は予定販売価格734,400円です。
コンプリケーションモデルもラインナップ
フライング・トゥールビヨンを搭載したフライバック・クロノグラフ、レトログラード式デイト表示など、複雑機構を複数搭載したグランドコンプリケーション「ダ・ヴィンチ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ(Da Vinci Tourbillon Rétrograde Chronograph)Ref.IW393101」や、パーペチュアル(永久)カレンダーにフライバック・クロノグラフを搭載したグランドコンプリケーション「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ(Da Vinci Perpetual Calendar Chronograph)Ref.IW392101」も同時にラインナップされています。
「ダ・ヴィンチ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」(上写真)は、44mmサイズのK18レッドゴールド製ケースに、フライング・トゥールビヨン搭載自動巻きフライバック・クロノグラフムーブメント「Cal.89900」(52石、28,800振動/時、パワーリザーブ約68時間)を搭載。
6時位置に秒針停止機能付きフライング・ミニッツ・トゥールビヨン、12時位置に同軸タイプの12時間/60分積算計、9時位置にレトログラード式デイト表示を搭載。ブラウンのサントーニ社製アリゲーターストラップを組み合わせ、予定販売価格は12,544,200円。
「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ」(上写真)は、43mmサイズのK18レッドゴールド製ケースに、パーペチュアル(永久)カレンダー搭載自動巻きフライバック・クロノグラフムーブメント「Cal.89630」(51石、28,800振動/時、パワーリザーブ約68時間)を搭載。
ブラウンのサントーニ社製アリゲーターストラップを組み合わせ、予定販売価格は4,903,200円となっています。