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オメガ、ブルーセラミックケースを採用した「シーマスター プラネットオーシャン "ビッグブルー"」を発表

シーマスター プラネットオーシャン - ビッグブルー

オメガ(Omega)は「バーゼルワールド(Baselworld) 2017」において、ブルーのセラミックケースを採用し、600m/2000フィートの防水性能と、GMT機能をもった本格的ダイバーズウォッチ、「シーマスター プラネットオーシャン 600M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT "ビッグブルー"(Seamaster Planet Ocean 600M Co-Axial Master Chronometer GMT "Big Blue")Ref.215.92.46.22.03.001」を発表しました。

ブルーに着色されたセラミックによって形成されるケースは45.5mmサイズ。ケース同様の深みのあるブルーにオレンジのGMTトラックが印象的なダイアルもブルーセラミック製。

ホワイトのスーパールミノヴァを塗布したK18ホワイトゴールド製の針とインデックスによってスポーティながらエレガントな印象に。ブルーセラミック製ベゼルには、オメガお得意のリキッドメタル™によってダイビングスケールが刻まれ、最初の15分間部分はオレンジのラバーとセラミックによってブルーのベゼルに差し色が添えられています。

ケースバックもブルーセラミック製。セラミック素材は割れやすいため、通常のねじ込み式ロックでは高いトルクがかけられず、防水性能を確保することが難しいのですが、オメガは独自に開発した「セラミックナイアードロック」機構によってこれを解決しています。

ストラップはオレンジのステッチとコバがアクセントになったファブリック素材のブルーストラップが装着されますが、Dバックル(ディプロイメントバックル、オメガではフォールディングクラスプという表記がされますが)もブルーセラミック製というこだわり。

搭載されるムーブメントは、「マスター クロノメーター」基準をクリアした自動巻き「Cal.8906」(38石、25,200振動/時)。パワーリザーブは60時間。GMT機能を搭載。3時位置にデイト表示。

「マスター クロノメーター」とは、オメガが METAS(Swiss Federal Institute of Metrology / スイス連邦計量・認定局)と共同で制定し、2014年のバーゼルワールドで発表した、時計製造における新たな精度と品質の検定制度です。

マスター クロノメーターとして認定された製品には、固有の番号が記された品質保証カードが添付され、この番号によりインターネットから各検査項目の全結果を確認することも可能です。

特に耐磁性能についてかなり高い性能が求められていることもあり、多くの電子機器に囲まれるなど、磁気の影響を受けやすい現代社会においても十分な実用性が保証されます。

予定販売価格は10,400スイスフラン、日本円にするとおよそ117万円。日本への入荷は2017年10月頃を予定とのことです。

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