昨年ですが、2016年の3月に開催された「バーゼルワールド(Baselworld) 2016」の期間中に、タグ・ホイヤー(Tag Heuer)は「The Autavia Cup」と名付けたオンラインキャンペーンを大々的に行っていました。
このキャンペーンは、2017年に復刻版として発表する「オータヴィア(Autavia)」のモデルをファン投票で決めようというものなのですが、その「オータヴィア(Autavia)」2017年復刻モデルの最終バージョンがついに「バーゼルワールド 2017」で発表されました。
- It's Here - TAG Heuer Introduces the 2017 Autavia - On The Dash
- Tag Heuer Autavia(タグ・ホイヤー オータヴィア) よみがえる象徴的モデル - タグ・ホイヤー
今年の年初にプロトタイプは公開されたりしていて、なんとなくの情報は伝わってきていたのですが、今回発表されたモデルが、実際に市販されるものになります。
個人的にこの「オータヴィア」2017年復刻モデルにはかなり期待していまして、昨年の年末に書いた下記の記事でも、期待のモデルとして取り上げたりしています。
やっと正式に発表され、いよいよ今年、発売を心待ちにしていたコレクターの手に渡ることになります。
写真は「It's Here - TAG Heuer Introduces the 2017 Autavia - On The Dash」から引用 - Photo by On The Dash
上の写真は、右側が今回発表された2017年復刻モデル、左はベースモデルに選ばれた1966年発表の「Ref.2446 Mark 3」です。両者を比べてみると、ダイアルのデザインについてはほぼオリジナルに忠実に復刻されていることがわかります。
ダイアルはブラックにホワイトのサブダイアル、所謂逆パンダダイアルですね。
3時位置に30分積算計、6時位置にスモールセコンド、9時位置に12時間積算計を搭載。6時位置のサブダイアル内にデイト表示窓が設置されます。また、ダイアル上には旧タイプの「ホイヤー」ロゴと「Autavia」の表記。これもオリジナルに忠実に再現されています。
ちなみにケースサイズは42mmです。オリジナルモデルは39mmサイズのケースだったので、少しだけサイズアップされていますね。
写真は「It's Here - TAG Heuer Introduces the 2017 Autavia - On The Dash」から引用 - Photo by On The Dash
ただ、個人的に気になるのはベゼルの幅ですかね。オリジナルは幅が細いベゼルなのですが、今回の復刻版は少し太めのベゼルになっていて、ケース形状やダイアルのデザインはオリジナルに近いものの、ベゼルの幅によって少し印象が変わっています。
まぁ実際にはプロトタイプの時点でベゼルはこのデザインだったため、違和感という感じではないのですが。
組み合わされるストラップは、エイジング加工されたレザーストラップ装着モデル(Ref.CBE2110.FC8226)と、ステンレススティール製7連ブレスレット装着(Ref.CBE2110.BA0687)の2モデルがラインナップ。金属ブレスレットは所謂「ライスビーズ」と呼ばれるクラシカルな7連ブレスレットで、こちらもいい雰囲気を醸し出しています。
写真は「It's Here - TAG Heuer Introduces the 2017 Autavia - On The Dash」から引用 - Photo by On The Dash
搭載されるムーブメントは、タグ・ホイヤー自社製自動巻きムーブメント「Cal.Heuer-02」(28,800振動/時)、80時間のロングパワーリザーブを誇ります。
予定販売価格は、カーフストラップモデル(Ref.CBE2110.FC8226)が5,150ドル、日本円にしておよそ57万円、ステンレススティール製7連ブレスレット装着モデル(Ref.CBE2110.BA0687)が5,300ドル、日本円にしておよそ59万円ですので、60万円以内で購入できる魅力的な選択肢になりそう。
前述したとおり、個人的にも期待して待っていたモデルですので、日本で発売開始されるのを楽しみに待ちたいと思います。