セイコー(Seiko)が海外展開している「5スポーツ(5 Sports)」コレクションは、低価格ながら若者ウケしそうな豊富なデザインで展開される人気コレクション。
このブログでも何度か取り上げています。安いので気軽に買えるし、デザイン的にも面白いものが多い、さらにストラップ交換などで遊ぶには最適なコレクションだと思います。
今回は、その5スポーツコレクションから、文字盤上に小窓を開けることで、ムーブメントの一部(普通はテンプの動作)を見せる、所謂「オープンハート」デザインを採用した「SSA327K1」を紹介してみようと思います。
ちなみにオープンハートのデザインは、1994年に[フレデリック・コンスタント](/brand/frederiqueconstant/)(Frederique Constant)が発表した「ハートビート」が最初と言われていますが、その画期的なデザインは、今では多くの腕時計で採用されて人気となっていますね。
セイコー 5スポーツ「SSA327K1」
今回紹介するセイコー 5スポーツ「SSA327K1」は、ブルーのダイアルにオープンハート、ブルーとブラックのベゼルを組み合わせたシンプルな3針モデル。搭載されるムーブメントは自動巻き「Cal.4R38」(24石、21,600振動/時)、パワーリザーブ約41時間。秒針停止機能付き、デイト表示のないムーブメントになります。
カラーバリエーションが充実していて、今回の「SSA327K1」以外にも、下記のようなカラーがラインナップされています。好みに応じて選んでも面白いと思いますよ。
- SSA329K1(ブラックダイアル / ペプシベゼル)
- SSA331K1(オレンジ/ブラック ダイアル&ベゼル)
- SSA333K1(グリーンダイアル / グリーン/ブラック ベゼル)
- SSA335K1(グレー/ブラック ダイアル&ベゼル)
ということで、まずは購入したての状態を。ちなみに「SSA327K1」は海外展開モデルですので、日本での正規流通はしていませんが、並行輸入で比較的購入は容易ですので、興味ある場合は楽天やAmazonなどで探してみるといいかもしれません。
ブルーの文字盤にシルバーのアクセント、9時位置にはテンプの動きを確認できる小窓が開けられています。秒針は鮮やかなブルーになっていていい差し色に。デイト表示がないため、文字盤はシンプルですが、逆にオープンハートのインパクトが引き立っています。
タグや文字盤の表記からもわかるとおり、防水性能は100m防水。仕上げは一般的な5スポーツと同程度。ベゼルはブルーとブラックのツートンカラーになっています。
ケースサイズは44mmですので、比較的大きめの腕時計と言えるかと思います。ケース形状はヴィンテージでも人気の61系スピードタイマーを思わせるクッションケース。
基本、若者向けのスポーティなデザインですので、これくらいのサイズ感でちょうどいいと思います。カジュアルに楽しめます。
夏に向けて汗に負けないストラップを
今回、交換用ストラップとして選択したのは、ヒルシュ(Hirsch)の300m防水ストラップ「ロビー(Robby)」。カラーは腕時計の文字盤に合わせてブルー。「SSA327K1」に適合するサイズは「22mm/20mm」になります。
表素材にヒルシュ社独自のトリエステ(カーフレザー)、裏素材には立体構造の「プレミアム カウチューク」を組み合わせることで高い防水性と撥水性を実現したストラップ。まさにこれからの暑くなる季節にぴったりのストラップです。
まぁ難点としては、比較的高価なストラップなので、時計本体とほとんど値段変わらないじゃねーかというのもあるのですが、ストラップとしての満足度は高いので、是非試してみていただきたい1本です。
早速、「SSA327K1」と組み合わせてみましょう。
ヒルシュ ロビー ブルーは、裏素材とステッチがブルーになっていますので、「SSA327K1」の文字盤やベゼルカラーとうまくマッチして、よりスポーティな印象が高まったと思います。
バックルもかなり重厚な作りですので、腕時計本体のサイズ感やデザインに負けず、バランスが良いと思います。スポーティながら、オープンハートのデザインが絶妙にエレガントさを醸し出していて、なんともいえない雰囲気。
ストラップの裏素材がわかりやすい写真も1枚。この立体構造のおかげで肌に触れる部分が適度な通気性を確保してくれるため、汗ばむ季節に使っても快適。アレルギーテストもされているとのことで、そういう点が気になる人も安心です。
なお、「SSA327K1」は5スポーツコレクションに共通のシースルーバック仕様になっています。
夏に向けて爽やかな1本が手に入りました。