Frequency Feeling... - 機械式腕時計のファンブログ

セイコー ファイブスポーツのファンサイトを立ち上げました

セイコー社が1960年代後半から70年代にかけて製造販売していた機械式腕時計の「ファイブスポーツ」は、低価格ながらとてもよくできた国産機械式腕時計として人気を博し、アンティークとなった今でも一部で人気の高いモデルです。

私もこのオールドセイコーのファンで、5年程前からコツコツ収集していたのですが、そのコレクションを写真とテキストで公開するため、ファイブスポーツのファンサイトを立ち上げました。

セイコー ファイブスポーツ

なぜファイブスポーツを集めるのか

私がファイブスポーツをコレクションするようになったのは2010年頃のことですが、たまたま腕時計専門店で「6138-0040」のブラウンモデル(所謂、「茶馬」とか「茶ツノ」とか呼ばれるモデルですね)を見かけて、面白いデザインだなと思ったのがきっかけなんです。

実はそれより以前から腕時計には興味を持っていたものの、ビンテージ腕時計については全般的にあまり興味がなく、その時計店で見かけるまではファイブスポーツもあまり知らなかったんですよね。ところがそこで茶馬をみて、へぇこんな面白いデザインの腕時計が国産として作られていたのかと感心し、そこから徐々にこの時代のセイコー社製機械式腕時計について調べるようになりました。

機械式のファイブスポーツが全盛の時代は1960年代の後半~1970年代前半ですが、私自身がこの年代の少し後生まれなんです。つまり今コレクションしている腕時計たちは、私より少し年上ですがほぼ同年代。

しかも高級腕時計のアンティークと異なり、低価格で販売されたファイブスポーツは、丁寧に扱われることが希なので、市場に出回っている数は多いものの、コンディションのよい個体が非常に少なく、このまま放っておくと世の中からどんどん消えていってしまうのでは? と考えたとき、これは自分ができる範囲で後世に残しておかなければいけないと勝手に謎の使命感のようなものを感じ、それから徐々に状態のよい個体を見つけてはコツコツ収集するようになったというわけです。

ファイブスポーツのコレクション

約5年間でコツコツ集めてきたファイブスポーツコレクションですが、今では40本程度のコレクションになりました。数的にはそれ程多いとは思いませんが、手当たり次第集めるのではなく、デザイン的に自分がいいなと思ったもので、状態のよいものが見つかったときに購入するという感じで集めています。ですから、全種をコンプリートするのが目的という集め方をしていません。

今まではコレクションした腕時計を特に誰かに見せるでもなく自分だけで楽しんでいましたが、折角集めたので、資料的な意味も込めて、全コレクションを写真に撮って公開したいなと考えるようになり、今回のサイト立ち上げに至りました。

今はひと通り欲しいと思っていたモデルは手に入ったので、これから大きくコレクション数が増えることはなさそうですが、今まで集めたコレクションを写真と簡単な説明を添えて公開していきますので、このサイトをきっかけに少しでもファイブスポーツの魅力を感じてくれる腕時計好きが増えればよいなと思います。

ちょっとまだ写真の整理やらが終わっておらず、すべてのコレクションが公開できていませんが、徐々に掲載数を増やしていく予定です。