一昨日くらいからチュードル(Tudor)のWebサイトで下記のような17日をお楽しみに的な表示がされていて、何か新作の発表でもあるのかなと少しだけ期待していたのですが、本日その正体が明らかになりました。
2012年に発表されて以来、チュードルのラインナップの中でも高い人気を誇る「ペラゴス(Pelagos)」は、飽和潜水用防水に対応し、500mの防水機能をもつチュードルの本格ダイバーズウォッチですが、私も実は購入には至らなかったものの、ブルーの文字盤が鮮やかな「Ref.25600TB」は、ちょっと心動いたモデルでもあります。
2015年には、チュードル自社製自動巻きキャリバー「MT5612」を搭載し、COSC( de Controle Official Suisse Chronometres / スイス公式クロノメーター検査協会)認定クロノメーターとなった現行シリーズが発表されていますが、今回新たに発表されたのは「レフティ(左利き)仕様」の「チュードル ペラゴス LHD(Tudor Pelagos LHD)Red.25610TNL」。「LHD」は「Left Hand Drive」の略ですね。
ケースは42mmサイズのチタニウム製。ケースバックはステンレススティールです。搭載されるムーブメントは現行モデルにも搭載されている自動巻きキャリバー「MT5612」のレフティ仕様である「MT5612-LHD」(26石、28,800振動/時)。COSC認定クロノメーター、パワーリザーブは70時間。
ブレスレットもチタニウム製で、ブラックのラバーストラップが付属します。
デザイン的にはベージュがかった夜光が、少しビンテージな雰囲気を醸し出していて特徴的なのと、文字盤6時位置の「Pelagos」ロゴが赤字でプリントされています。3時位置のデイト表示については、偶数の日が「赤」、奇数の日が「黒」でプリントされているとWebサイト上には記載されています(下記参照)。
Date at 3 o'clock with even numbered days displayed in red and odd numbered days in black
実は私、左利きでして、本来はレフティ仕様の時計を使った方が使いやすいのでしょうが、個人的にリューズが手首に当たるのが嫌で、右利き用の腕時計を右手に付けて普段は使っています。
なのでわざわざレフティ仕様を購入したことはないのですが、タイバーズウォッチのようなプロユースの腕時計の場合は左利きの人でも素早く操作できるように自分の利き腕にあわせた時計を手に入れることが重要なのかもしれませんから、レフティ仕様のラインナップが加わったことを歓迎する人も多いかもしれません。
今までダイバーズウォッチが欲しかったけどレフティ仕様がなかったんだよねという左利きの方、あるいは右利きだけど時計は右手に付けるからレフティ仕様がいいなという方などには面白い選択しかもしれません。もちろん、あえてレフティ仕様を左手に付けるというのも、通好みのファッションとして面白いかもしれませんね。
日本での販売価格ですが、現行モデルの「Ref.25500TN」が並行輸入品で概ね35万円前後の価格帯ですので、恐らく同じくらいの価格帯で購入できるのではないでしょうか。単に既存モデルのデザインをそのままレフティ仕様にしただけと言うだけでなく、上記したとおり、デザイン的な差異がありますので、チュードルフリークの方にはコレクションアイテムになるかも。