写真は「Introducing: The Audemars Piguet Royal Oak Perpetual Calendar Now In A Full Ceramic Case」から引用 - Photo by Hodinkee
昨年、2016年のSIHH(ジュネーブサロン)でオーデマ ピゲ(Audemars Piguet)は、ロイヤル オーク(Royal Oak)コレクションの新作としてイエローゴールドケースのラインナップを発表しました。「ロイヤル オークといえばステンレススティールケース」というイメージを覆すと同時に、そのイエローゴールドケースの発色の美しさを含めた完成度の高さで大きな話題となりました。
そのオーデマピゲが、今年のSIHHにあわせて発表してきたのは「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー(Royal Oak Perpetual Calendar)」の新作ですが、驚きなのはケース素材に「ブラックセラミック」を採用したこと。オールブラックの「ロイヤルオークパーペチュアルカレンダー」が登場です。
写真は「Introducing: The Audemars Piguet Royal Oak Perpetual Calendar Now In A Full Ceramic Case」から引用 - Photo by Hodinkee
ベゼルのエッジ部分を除いて美しいヘアライン処理が施されたケースは、ブレスレットを含めてすべてブラックのセラミックが採用されています。
通常、ステンレススティールケースのロイヤルオークは、ケースやブレスレットの加工、仕上げから組み立てまで、総作業時間が6時間程度とのことですが、このセラミックケースのロイヤルオークは、ブレスレットの仕上げや組み立てだけでも30時間もかかるらしく、それだけ加工や仕上げの難易度が高く、手間がかかることがわかります。
写真は「Introducing: The Audemars Piguet Royal Oak Perpetual Calendar Now In A Full Ceramic Case」から引用 - Photo by Hodinkee
搭載されるムーブメントは「Cal.5134」(38石、19,800振動/時)、パワーリザーブ40時間。
2015年に新作として「ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー」コレクションが発表された際に新開発ムーブメントとして発表されたこの永久カレンダー搭載の自動巻きムーブメントは、オーデマ ピゲの長年に渡る高度な技術の積み重ねが遺憾なく発揮された素晴らしい機械。
ムーブメント直径29.0mm、厚さはわずか4.31mmという超薄型ムーブメントに永久カレンダーを組み込んでいます。地板はペルラージュ装飾が施され、ブリッジの面取り加工(アングラージュ)や、コート・ド・ジュネーブ装飾が美しい仕上げ。
また、ムーンフェイズは天然石、アベンチュリン素材で作られた夜空に、レーザー加工で微細な模様を入れたリアルな月が配置されています。
12時位置に月と閏年表示、3時位置にデイト、6時位置にムーンフェイズ、9時位置に曜日表示。さらに文字盤外周部の目盛りによって1年52週の表示がされていて、センターから伸びた先端が矢印型の針によって今が何週目なのかが一目でわかる仕組み。
ケース経は従来の「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」コレクション同様に41mm。ケースバックはサファイヤクリスタルガラスによるシースルーバック仕様。
予定販売価格は85,000スイスフラン(日本円で約966万円)とのこと。リファレンスナンバーや発売予定時期など、細かい情報は SIHH 2017 で明らかになると思われます。
下記はオーデマ ピゲが公開している「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」のプロモーションビデオ。