昨年、2016年の4月ですが、「ウオッチコーディネーター(CWC)資格」に合格し、資格認定者になった件をご報告しました。
私が「ウオッチコーディネーター(CWC)資格」を取得したその同じ年、新たにウオッチコーディネーター(CWC)資格所有者を対象とした上位の資格、「上級ウオッチコーディネーター(CWC)」という資格が新設され、2017年の1月に第1期の資格検定試験が行われることが発表されたのですが、上級があるなら受けてみるでしょということで早速受験を申込み。
で、今年の年明け、1月に試験を受けてきたのですが、3月に結果が発表され、無事合格。資格登録の手続きも完了し、「第1期 上級ウオッチコーディネーター(CWC)資格認定者」になりました。
下記が送られてきた資格認定書と認定バッジ(会員番号は加工で消してあります)。
まず、「上級ウオッチコーディネーター(CWC)資格」には、受験資格として「ウオッチコーディネーター(CWC)資格保有者」という条件があります。ですので、はじめてウオッチコーディネーター(CWC)資格を取得する際は、まずは通常の資格試験からスタートして、合格後に上級にチャレンジという流れになりますね。
上級ウオッチコーディネーター(CWC)資格検定試験の内容は「上級ウオッチコーディネーター検定テキスト」、および「ウオッチコーディネーター検定テキスト」を網羅する形(主に出題されるのは上級テキストの方から)で出題されるマークシート方式。
試験は、主に製品や製造に関わる「A編」と、歴史や販売に関わる「B編」に別れていて、それぞれが各100問の全200問。「A編」と「B編」の両方に合格することで、資格認定者となります。
私の場合は一括受験という、「A編」と「B編」を1日(午前中に「A編」の試験、午後に「B編」の試験)で受験する方法を選択しましたが、1年ごとにまずは「A編」を受験して、翌年「B編」を受験するといった分割受験も可能。最初に試験を受けてから3年間のうちに両編に合格すれば合格と判定されるとのことです。
ただ、受験してみた感想としては、そんなに時間をかけてとるような難易度の試験ではありませんでしたので、最初から分割受験を選択する必要はあまりない気がしました。最初一括受験して、例えば「A編」だけ不合格だったので翌年「A編」を分割受験というのは普通だと思いますけども。
実際、今回の第1期試験は、受験者数163人に対して合格者数94人ということで合格率でいうと約58%。合格点も70点ですので、難関というような試験でないことは数字からもわかります。
もし、これから通常 / 上級に関わらずウオッチコーディネーター資格検定を受験する方がいらっしゃいましたら、僭越ながら私からできるアドバイスとしてはとにかく公式テキストをきちんと読みこみましょうという一点につきます。それくらい公式テキストに書いてあることしか出題されませんので。試験前の1ヶ月間くらいでいいので、毎日テキストを読み、書いてあることを頭に叩き込んでおけば恐らく誰でも合格できると思います。
上級ウオッチコーディネーター検定テキストの内容は、通常版テキストの内容をより深く掘り下げた内容になっています。時計の歴史や時計の製造、外装、そして販売に関する知識まで幅広く網羅されていますので、試験のための勉強といっても、読書のような感じで楽しく学ぶことができました。
例によってこの資格を取得したところで、今の自分の仕事にはあまり関係はないのです。まぁなんていいましょうか、趣味の延長のような感じではありますが、いち腕時計好きとして、機械式腕時計の魅力を伝えるお手伝いを今後も引き続きできればと思いますので、よろしくお願いします。