シチズン(Citizen)は、ブランドとして初となる複雑機構「トゥ―ルビヨン」を搭載した機械式腕時計「シチズン トゥールビヨン Y01」を発表しました。このモデルは限定2本という極少生産品ですが、今年、創業300周年を迎える大丸松坂屋百貨店を記念するモデルとして発表されたもの。2017年6月に発売する予定。
搭載されるムーブメントは、シチズン自社製の手巻きキャリバー「Caliber M001-Y01」(19石、21,600振動/時)、パワーリザーブは約100時間。トゥールビヨンキャリッジの素材にはチタンを採用し、精度の向上を図ったとのこと。
ケースサイズは42mm、ケース素材はK18ホワイトゴールド。裏ぶたも同素材で、サファイアクリスタルガラスによるシースルーバック仕様になっています。ブラックのクロコダイルストラップとの組み合わせ。
文字盤はホワイトカラーのエナメルダイアル。文字盤上には「Designed & Manufactured in Tokyo」の文字が誇らしげに配置されているように、「東京メイド」を主張したものになっています。
販売予定価格は1,000万円(税別)とのことで、素材や2本しか作られない限定モデルということを考えれば妥当なところところ。
ちなみに、今回「シチズン トゥールビヨン Y01」を見たとき、まず最初に思い浮かべたのは日本が誇る独立時計師、浅岡肇氏が2014年に発表したトゥールビヨン「Project T」。
もしかして浅岡氏が開発に関わっているんだろうかと思ったのですが、プレスリリースなどを当たってみてもそれらしい記述はなし。浅岡氏ご本人も下記のようなツイートをしているだけなので、関係ないのかもしれませんが、これ、同じ事を思った方も多かったんじゃないでしょうかね。
シチズンのトゥールビヨンが話題になっているので、ウチのも宣伝しておこう。#トゥールビヨン pic.twitter.com/fWEmxDHw9J
— 独立時計師 Hajime Asaoka (@HajimeAsaoka) May 29, 2017