面白いモデルならたまにはクォーツ式腕時計も取り上げてみようというこのシリーズ。つい先日もセイコー(Seiko)の「プロスペックス フィールドマスター(Prospex Fieldmaster)」を取り上げたばかり(下記リンク参照)なので頻度高い感じではありますが、7月くらいから予約していたモデル(9月発売 / 10月入荷予定でした)がやっと入荷して今回入手できましたので紹介。
そのモデルというのが、ティソ(Tissot)が、1916年に1年間だけ販売した伝説の腕時計「バナナウォッチ」(1995年に一度復刻されています)、100周年を記念して復刻された「ティソ ヘリテイジ バナナ センテナリー エディション(Tissot Heritage Banana Centenary Edition)」の中から、日本のみ限定で発売された、「ティソ ヘリテージ バナナ センテナリー 日本限定エディション(Tissot Heritage Banana Centenary Japan Special Edition)Ref.T117.509.16.032.01」です。
日本限定エディション以外は、現時点でも上記のティソ 公式オンラインストアなどで購入できるみたいですね。価格は、ステンレススティールケースのモデル(1モデル)が45,000円(税別)、PVDコーティングケースモデル(ピンクゴールドとイエローゴールドがあり、文字盤の組み合わせで全3モデル)が54,000円(税別)です。
今回の復刻版は、すべてクォーツムーブメント(ETA 901.001)を搭載したものになっていて、価格的にはとてもリーズナブル。購入しやすい価格帯で、歴史的なモデルの復刻版が手に入るため、特に機械式ムーブメントに強いこだわりがない人にとってはオススメのモデルだと思います。
日本限定エディションは500本限定
今回、私が手に入れた日本限定エディションは500本限定でしたので、恐らく予約してないと入手するのは難しかったんじゃないかなと思いますが、ケースはステンレススティールケース。シルバーのダイアルに、ブラックのアリゲーターストラップ(プッシュボタン式Dバックル付き)を組み合わせたモデルで、45,000円(税別)。
ケースサイズは全モデル共通で横27mm×縦49mmの長方形。特徴的なのは「バナナウォッチ」名前が示すとおり、ケースが手首のラインに合わせて湾曲していること。当然、文字盤や風防もこのカーブに合わせて湾曲しています。防水性能は3気圧防水。
アラビア文字のクラシカルなインデックス、大きすぎず、小さすぎないケースサイズによって、男性はもちろん、女性がつけても面白い腕時計だと思いますよ。
ということで実際のモデルの写真を見ていきましょう。
まずはパッケージからですが、日本限定エディションのタグが付いています。あんまり時計と関係ないこともあって写真撮るの忘れたんですけども、この限定モデルにはティソのロゴが入ったトートバッグがおまけでついてきます。
ケースは紙製ですが、ちょっと特別な感じの仕上げ。私、ティソの時計を購入したのが初めてなのでこれが通常パッケージなのか、このモデルだけの特別仕様なのかわからないんですが、下記の写真のようにケース内にカタログとちょっとした読み物冊子的なものが入っていました。
腕時計とご対面。実際には保護シートとか剥がしてから写真を撮影していますけども。
日本限定エディションのバックルはプッシュボタン式のDバックルになっています。操作性もいい感じ。
ストラップはクロコダイルストラップになっていますが、これも日本限定エディションのみ。ラグに近い部分がちょっと固めで、馴染むのに少しだけ時間が必要そうな気もしますが、質感も悪くないし高級感があります。
特徴的なケースの湾曲は下の写真がわかりやすいのではないかと思います。この湾曲のおかげで腕にフィットしてくれます。
フォーマルな場所でもつけやすいですし、クォーツということもあって機械式ムーブメントのように時間のズレなどを気にすることなく手軽に、日常使いできるんじゃないかなと思いますよ。