Frequency Feeling... - 機械式腕時計のファンブログ

赤瀬川原平氏の腕時計コラム集「赤瀬川原平のライカもいいけど時計がほしい」

前衛美術家、随筆家、漫画家や作家としても活躍した赤瀬川原平氏は、趣味の分野ではライカ(カメラ)収集家としても有名で、多くの著書、コラムを書かれたりしていましたが、腕時計についても造詣が深く、腕時計雑誌「パワーウオッチ」で10年にわたり、この書籍のタイトルにもなっているコラムを連載されていました。

そのコラムをまとめて単行本化したのが本書。赤瀬川氏が出会って思わず購入してしまった腕時計の数々に関するエピソードや、腕時計に関するこだわりなどを、氏独自の視点で毎話語っていて面白い。合間に差し込まれるイラストも独特のタッチが魅力です。

以前、私もここで「テレビに映る人や映画に出てくる人の腕時計が気になってしまう」や「自動巻きか手巻きか好みが分かれるけれど手巻きが結構すき」といったコラムを書いていますが、本書を読んでいたら、氏も同じようなことを書いていてちょっとうれしかったです。腕時計好きには人それぞれこだわりのポイントや好みがありますが、そういう他人の腕時計に関する考え方が、書籍を通してわかるのは興味深いです。

赤瀬川原平のライカもいいけど時計がほしい