写真は「Introducing: The Jaeger-LeCoultre Geophysic Tourbillon Universal Time」から引用 - Photo by Hodinkee
国際地球観測年(International Geophysical Year / IGY)は、1957年7月1日から1958年12月31日まで続いた、国際科学研究プロジェクトの名称です。このプロジェクトをきっかけに1958年に発表されたのが、ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)の「ジオフィジック(Geophysic)」。この伝説とも言えるモデルは、当時限定1,000本のみ発売され、現在ではコレクター垂涎のヴィンテージウォッチとなっています。
それから約半世紀後となる2014年、ジャガー・ルクルトはこの「ジオフィジック」を復活させましたが、その翌年、2015年にこのジオフィジックシリーズに追加されたのが、ワールドタイマー搭載モデル「ジオフィジック・ユニバーサルタイム(Geophysic Universal Time)」。
そして今回、所謂「プレ SIHH(Pre-SIHH)」期間に発表されたのが、この美しいワールドタイマーにトゥールビヨンを搭載した新モデル「ジオフィジック トゥールビヨン ユニバーサルタイム(Geophysic Tourbillon Universal Time)」です。
ケースは直径43.5mmサイズのプラチナ製。搭載されるムーブメントはジャガー・ルクルト製自動巻きキャリバー「Cal.948」(42石、パワーリザーブ約48時間)。文字盤からは搭載されたフライング・トゥールビヨンを見ることができます。100本限定、今年1月に開催される「SIHH 2017」で正式に発表される予定とのこと。
写真は「Jaeger-LeCoultre Geophysic Tourbillon Universal Time Watch」から引用 - Photo by aBlogtoWatch
価格などについてはまだ正式に発表されていませんが、プラチナケースにトゥールビヨン搭載ということで恐らくは数千万円の価格になるでしょうから、普通の人にはあまり関係ない最上級顧客向け製品ですね。